年々濃くなるイヤ〜なシミや肝斑・・・メイクをする時や鏡を見るたびにどんより・・・
そんなシミの対策といっても、スキンケアやサプリ、美容クリニックでの治療などさまざまですよね。
今回はクリニックに行く前に知っておいた方が良いシミの知識や、美容クリニックのレーザー治療についてお話していきます!
シミの特徴や種類は?
シミは薄茶色や濃い褐色などの色素が顔や肌にあらわれるもので、種類としては数十種類にもなります。
日本人で特に多いのは、「老人性色素斑」「脂漏性角化症」といわれている2種類。
どちらも数mmから数十mm程度の大きさです。
老人性色素斑
濃い褐色で主に両頬や鼻にできることが多いシミ。
脂漏性角化症
褐色でイボのように少し盛り上がるのが特徴。顔のどの部分にもできやすいシミ。
シミの原因は?
シミができる原因は主に、「紫外線(UV)」と「老化」の2つ。
紫外線によるメラニンの生成
表皮は表皮細胞(ケラチノサイト)、色素細胞(メラノサイト)などからなり、4つの層に分かれています。
一番下の基底層にあるメラノサイトが、シミのもととなるメラニンをつくり出します。
通常メラニンは約28日周期で繰り返して肌が生まれ変わっていきますが、長年浴び続けた紫外線などにより細胞が傷つくとメラノサイトが活性化していきます。
活性化したメラノサイトからは大量のメラニンが産出され、細胞内に色素沈着したものが「シミ」としてあらわれていきます。
老化
老化は新陳代謝のサイクルがずれていきます。
新陳代謝のサイクルがずれによりメラニンが滞り、色素沈着(シミ)へと変化していきます。
シミのためのレーザー治療全般の特徴は?
残念ながらホームケアでシミを完全に消すことは難しいですが、クリニックで処方されるクリームや市販のクリームで薄くすることはできます。
短時間で消したい方には、レーザーによる治療が効果的です。
レーザーを照射した部分は、かさぶたのようになり、元のシミよりもやや濃く浮き出てきます。
だいたい7〜10日ほどでかさぶたが剥がれ落ち、薄くなります。
治療は紫外線が少なくなる秋〜冬に行うのが特におすすめです!
シミに効果的な主なレーザー治療の種類
★ Qスイッチレーザー
治療方法
皮膚の表面にレーザーを照射し、シミの原因のメラニンを熱で焼き切る方法
特徴
一度の治療で効果が期待できる。施術時には針に刺されたような痛みが伴う。
施術時間は5分程度。かさぶたが剥がれ落ちるまでの期間はテープで保護しなければならない。
金額相場
自由診療(保険適用外)。
5mm以下は5,000円〜2万8,000円前後。
6mm以上は3万円前後。(※税抜き)
★ IPL(光治療)
治療方法
皮膚の表面に特殊な光を照射し、シミの原因のメラニンを破壊する方法
特徴
シミだけでなく、くすみやそばかす、しわにも効果的。
痛みは比較的少なく、施術時間は15分程度。
施術箇所をテープで保護する必要はなく、すぐにメイクができる。
金額相場
自由診療(保険適用外)。
顔全体は1回4万円〜。デコルテ部分や手の甲など部分によって値段は異なる場合が多い。(※税抜き)
★ 炭酸ガスレーザー
治療方法
皮膚の表面にレーザーを照射し、照射箇所を蒸散させる方法
特徴
一度の診療で効果が期待できる。
痛みもほとんどない。施術時間は5分程度。
1〜2日はテープで保護したほうが良い。
金額相場
自由診療(保険適用外)。
5mm以下の場合は2,000円〜1万1,200円前後。(※税抜き)
シミの予防と悪化防止にはどうする?
シミは24時間生まれる準備をしている!?
24時間、1年中いつでも、紫外線、ホルモン、肌の摩擦などの影響で過剰なメラニンを作るスイッチが入ります。
日焼け止めは夏だけでなく春からしっかり塗りましょう。
500円玉サイズくらいを手に取り、外出前に塗り、夏場は2~3時間前おきに塗りましょう。
シミを増やさない、作らないためには内外からのケアを!
肌は日々摂取している栄養で作られています。
化粧品などによる外からのケアだけでなく「体の内からのケア」でシミに予防を行いましょう。
ハイドロキノンやビタミンCが含まれたスキンケア用品を使用しましょう。
また、ビタミンC、E、Aが配合されている市販の総合ビタミン剤やサプリメントを飲むのも効果的ですね。
ただし、効果的な成分および量は大切によって異なりますのでクリニックで相談するものよいでしょう。
肌の潤いが撃退への第一歩!?
肌に潤いと透明感が備わっていると、シミの存在が隠れて目立ちにくくなります。
乾燥や刺激に対するバリア機能が高まると、代謝リズムが整い、シミの排出もスムーズに進みます。
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肌に悪いことは極力避けよう
タバコはやめて、お酒もできるだけ控えるのも大事なことです。
また、肌に合わないスキンケアを使用し続けたり、肌をこするなど摩擦もNG!
あなたは何派?自分に合ったシミ対策を見つけよう
いかがでしたか?
一気に老け顔に見えるシミについてまとめてみました。
シミを撃退するなら徹底的に!というあなたには「クリニックでのレーザー治療」「インナーケア」がおすすめです。
時短かつ、普段の生活でシミを予防したい方は「スキンケア」や「サプリ」を試してみると良いですね♪
病気が隠れていることも・・・
シミやほくろに似ていますが、病気が隠れていることもあります。
例えば、「悪性黒色腫」や、少し赤っぽい「日光角化症」などは手術が必要な場合も・・・
不安な方は皮膚科やクリニックに相談に行くことをおすすめします!