【プロ直伝】セルフでできる正しい甘皮ケアの方法と必要道具は?ニッパーの扱い方や注意点も!

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みなさんこんにちは♪
今回は「甘皮ケア」についてお話していきたいと思います!

ネイリスト検定やジェルネイル検定を受ける予定の方はもちろん、セルフでポリッシュネイル・ジェルネイルをしている方もこの処理をするだけで、一気にプロ仕様になりますよ〜!

甘皮処理をするメリットって?

ネイルの持ちがよくなる

甘皮部分には余分な油や汚れがついていて、ネイルがリフトするとっても大きな原因になります。
また、甘皮はつるつるしているので特にジェルは密着しない部分です。
甘皮部分を避けて綺麗に塗布できればいいですが、それもなかなか難しいので処理をおすすめします♪

ネイルの仕上がり(見た目)がよくなる

甘皮をカットすることで、面積が広がり、より多くの部分と爪の生え際までネイルすることができます。
また、甘皮部分まではみ出してガタガタになってしまう・・ということも避けられるようになります。
そのためほとんどのネイルサロンでは甘皮処理込みの施術になっています♪

処理すべき甘皮はここだよ!

さて、メリットは分かったところで、
そもそも甘皮ってなに?って思う方も多いですよね。

検定を受ける方は絶対に爪周りの構造を覚えるので知っているかもしれませんが、
今回はセルフの方にもわかりやすく説明していきたいと思います。

世間で甘皮とみんなが呼んでいるところは、「エポキニウム」という部分。
実際にカットしているのは「ルースキューティクル」という名称で爪の上に張り付いて伸びてきた余分な皮や角質のことです。
(※名称は覚えなくていいですよ〜〜!)

つまり簡単に言うと、甘皮(エポキニウム)を押し上げて、下の角質やゴミ(ルースキューティクル)をカット・除去するのが「甘皮ケア」なんです。

ただし、「エポキニウム」の白い部分がかなり多くてネイルの見た目に支障が出そうな人も・・・
そんな時は、健康に支障が出ない程度にカットしているネイリストが多いと思います。

セルフの方にはなかなか難しいですね・・・・

私もスクールに行って実際に先生に教えてもらうまでは全然分かってなかったです(笑)

甘皮処理に最低限必要な道具

プッシャー(ウッドスティックでも可)

甘皮を押し上げたり、爪にこびりついた余分な甘皮を取り除きます。

出典:rakuten.co.jp
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プロのネイリストにも人気のキューティクルプッシャー。検定にも◎【全長128mm、スコップ部分(カーブ込)約7mm】
参考価格:1,583円 (税込)

使いにくいですが、木の素材でできたウッドスティックでもいいですよ。

出典:rakuten.co.jp
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甘皮処理はもちろん、オフのジェルを剥がす際やはみ出したカラーを取る際に使用するスティック。【幅4mm 長さ17.8mm】
参考価格:110円 (税込)

ニッパー

甘皮やルースキューティクルをカットするのはこちらのニッパーと呼ばれる刃物です。

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熟練職人による一丁一丁丹精込めた手造り品。愛用者も多い光ニッパー。検定にも◎【刃先:3mm、全長:110mm】
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キューティクルリムーバー

固くなっている甘皮を柔らかくすることができるのがキューティクルリムーバー。
検定でも使用します。

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ジェル状のキューティクルリムーバーで少量でたくさん広がるので使いやすい。検定にも◎【内容量:14ml】
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甘皮処理の手順

キューティクルリムーバーで甘皮を柔らかくする

甘皮部分に塗り、少し時間を置くかお湯などに指を浸します。
キューティクルリムーバーがない場合は、お湯でふやかすだけでも全然違いますよ◎

プッシャーで甘皮を押し上げる

プッシャーはあまり力を入れず、できるだけ爪の表面に沿って押し上げていきます。
甘皮がある根本だけでなく表面を滑らせるのは、表面の汚れや角質も一緒に除去していきたいからです。
ここで力(圧)を入れすぎると、爪の表面に縦線が入ってしまうので気をつけて!
プッシャーの角度に注意すれば圧も分散するのでやりやすいですよ◎
怪我しないために、指の支えも忘れずに!

補足説明

検定ではプッシャーの角度を見られます!
悪い例のように、角度が高すぎると減点対象になりますので気をつけましょう。

ニッパーで丁寧にカットする

ニッパーの握り方、角度はこちらを参考にしてください。
刃先を爪に対して垂直のようにすると傷つけてしまい、出血の原因に。
十分に気をつけましょう。

しっかり指を使ってひっぱるようにすると、処理がしやすいです。
プッシャーで押し上げた甘皮ポケットに刃先が入るように工夫して角度をつけていきましょう。

補足説明

検定ではプッシャー同様、ニッパーの角度を見られます!
悪い例のように、角度が高すぎると減点対象になりますので気をつけましょう。

エタノールなどで綺麗に拭き取る

処理後はしっかりとエタノールで拭き取ります。
キューティクルリムーバーや甘皮処理の汚れが残っているとジェルリフトの原因になりますので気をつけて!

甘皮処理前と後の比較

このように綺麗に取れたらOKです!

補足説明

検定ではガーゼを手に巻きながらニッパーを扱うのでガーゼも用意しておきましょう。

セルフや初心者の方は押し上げるだけでいいよ◎

プロのネイリストは「ニッパー」を使って甘皮部分の処理をするのですが、
セルフや初心者の方は間違って使用すると大変危険です><
切ってはいけない部分を切ってしまって出血⇒バイ菌が入る⇒腫れてしまう恐れが・・・

特にニッパーはなんだかんだ値段に比例し、プロがネイリストたちが使う優れたニッパーは1万〜3万程度するものです。
包丁やハサミ同様、安すぎるニッパーは切れ味が悪く、なかなか初心者には難しい代物です。
なのでどうしてもニッパー使いたい!という方はこちらのリーズナブルで定評のあるニッパーを購入するのがおすすめです!!!

セルフ&初心者におすすめな安くて良いニッパー

出典:rakuten.co.jp
内海 キューティクルニッパーC103
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リーズナブルな価格なのにプロ仕様で使いやすい。内海はプロにも人気のブランド。【全長約10cm/幅約6.5cm/刃先約3mm】
参考価格:2,640円 (税込)

押し上げるだけの甘皮処理の手順

①甘皮を柔らかくする

キューティクルリムーバーもしくは、お湯で甘皮をふやかします。

②甘皮を押し上げる

プッシャーもしくはウッドスティックで甘皮を押し上げます。
ウッドスティックを使用する場合は、そのままだとちょっと痛いので薄くちぎって広げたコットンを巻きつけると痛くなくなります。

③汚れを取る

プッシャーやウッドスティックで押し上げたところをくるくるして、内側のルースキューティクルを取っていきます。
水で浸したガーゼを爪に巻いて取っても◎

ネイルの基本は下処理が超重要!

いかがでしたか?
この甘皮処理はしなくてもいいものですが、することによって格段にネイルの持ちや綺麗さに差が出る超重要工程です。
ただし、プッシャーやニッパーは扱い方を間違えると大変危険なものです。
そのため、正しい知識と練習が必要です。(特にニッパー!)
セルフや初心者の方は無理せず、「できるだけ爪の汚れや表面にこびりついた角質を落とす」程度に処理をすることをおすすめします。

それでは、頑張ってくださいね♪