【効果別に紹介!】どれを選ぶ?低用量ピルの種類一覧!

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女性に起こりうる様々なトラブルに対処してくれる低用量ピル。
日本家族計画協会の調査(第8回 男女の生活と意識に関する調査報告書 2016年)によると、日本の低用量ピル普及率は約4パーセントとその普及率はとっても低いんです
しかしながら、海外ではドイツは約50%、フランスは約40%、イギリスは約30%と普及率が高く、かなりの割合で使用されていることが分かります。
婦人科等の医療機関でもおすすめすることの多いピルですが、日本ではまだまだ良いイメージが少ないことが普及率の低さに出ていますね^^;
また、婦人科に低用量ピルを飲みたいですと言うと、どのピルがいいですか?とずら〜っと並んだピルを見せられます。
おすすめはなんですか・・・?と聞くしかないこの状況。知識がない私たちには難易度が高い質問ですよね(笑)
そこで今回は低用量ピルの種類について紹介していきます!

世代によって配合されているホルモンの量や効果が違う!


ちょっとむずかしいのですが、このように大きく4つに分類されています。

不正出血や生理痛に!第1世代ピル

第1世代ピルは「ノルエチステロン」という黄体ホルモンを使用したピルです。
ノルエチステロンを使用したピルは一番最初に製造承認された低用量ピルで、総ホルモン量が少なくてすむ中間増量型のピルです。
自然のホルモン分泌のパターンに近いため、不正出血を抑え、生理痛の緩和に優れたピルと言われています。
 

・シンフェーズ
・フリウェル
・ルナベルLD/ULD

安定した生理周期に!第2世代ピル

第2世代ピルは「レボノルゲストレル」という黄体ホルモンを使用したピルです。
日本では一番普及しているタイプのピルで、服用中の不正出血の頻度が他の低用量ピルに比べて少なく、月経が定期的に起こることが多いと言われています。
 

・トリキュラー
・アンジュ
・ラベルフィーユ
・ジェミーナ

 

大人ニキビの改善に!第3世代ピル

第3世代ピルは「デソゲストレル」という黄体ホルモンを使用したピルです。
最近では人気の種類で、他の世代のピルと比べて男性ホルモンの作用が一番少ないことが特徴です。
まあ、大人ニキビ改善などには一番効果があると言われています。
 

・マーベロン 
・ファボワール(※マーベロンのジェネリック医薬品)

月経困難症などに!第4世代ピル

第4世代ピルは「超低用量ピル」とも呼ばれており、「ドロスピレノン」という黄体ホルモンを使用したピルです。
いづれも保険適用のピルで、下腹部痛や頭痛などの「月経困難症」に悩んでいる方や「子宮内膜症」などの治療を目的として使用されることが多いです。
 

・ヤーズ
・ヤーズフレックス(月経回数をできるだけ減らせる)

 

「21日タイプ」と「28日タイプ」


ピルの種類いによっては1シートあたりの錠剤の数が21錠タイプ28錠タイプがあります。
習慣化が苦手な方は毎日飲み続ける28日タイプがおすすめです。

21日タイプ

21日タイプは、毎日決まった時間に1錠ずつ21日間服用し、その後月経中の7日間は服用を休止するタイプです。

28日タイプ

毎日、決まった時間に1錠ずつ28日間服用し続け、最後の7錠は偽薬を飲むことで習慣化でき、飲み忘れを防ぎます。
 

低用量ピルの値段に相場は?


低用量ピルの値段は、保険適用か自費かどうかで大きく変わってきます。
自費の場合の相場は1シートあたり2500円〜3000円程度で、保険適用のピルは3割負担の1シートあたり900円程度の値段になります。
 

自費のピル:シンフェーズ、トリキュラー、マーベロン、ラベルフィーユ、ファボワール
保険のピル:ヤーズ、ヤーズフレックス、ルナベル(LD/ULD)、フリウェル、ジェミーナ

 
また、保険適用であっても初診料や定期的な検診料は発生しますのでその分のお金は持っていきましょう!
 

通販や個人輸入のピルってどうなの?


様々な嬉しい効果があるピルは、自費の場合年間30,000〜40,000円前後とかなりお高いもの。
お財布にはあまり優しくないのが現実ですよね。
そんな時に手を出してしまいやすい通販や個人輸入のピル。
しかし、こちらはあまりおすすめできません。
なぜなら通販などはいわゆる「偽薬」を販売しているケースも多いからです。
偽薬を飲んでしまうと妊娠をしてしまったり、重金属などの毒物が入っていることによって健康に影響を及ぼします
特に、1シート2,000円よりも安い値段のピルなどは絶対に買わないようにしましょう。
何かあってからでは遅いですし、自分の健康を守れるのは自分だけですので、しっかりと病院で処方してもらいましょう。
 

今の悩みを改善できるベストなピルを選ぼう!


たくさん種類があって値段も違う低用量ピル。
素人にはなかなかわかりにくいものですが、長期的に付き合っていくものですので、少しでも不安があれば医師と相談しながら処方してもらうことをおすすめします。
また、服用しているピルが身体に合わないことや不正出血をしてしまうケースも多々あります。
その場合も無理して飲まずにピルの種類を変えてみるのがいいでしょう。