みなさんこんにちは。
この記事を読んでいる人はおそらくネイリストになりたい、もしくはネイルの資格がほしい、ネイルスクールに行こうか迷っているのではないかな〜と思います。
今回は私の経験上、ネイルスクールが必要かどうかのお話をしていこうと思います!
JNECネイリスト検定について
ネイルスクールに行く理由は主に検定試験に合格したいからですよね。
まずはややこしい検定についてお話していきます。
JNECネイリスト検定とは主にポリッシュを使った検定で、3級・2級・1級の3つの試験があります。
3級試験内容
ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技能及び知識に関する試験。
合格率は90%以上。
実技試験(80分)
・事前審査(10分) テーブルセッティング&消毒管理、モデルの爪の状態
・課題(70分) ネイルケア、ポリッシュカラーリング10本、ネイルアート1本
筆記試験(30分)
出題形式:択一問題・マークシート
出題内容:衛生と消毒/爪の構造(皮膚科学)/爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)/ネイルケアの手順等
2級試験内容
サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、ネイルアートに関する技能及び知識の試験。
合格率は50%前後。
実技試験(100分)
・事前審査(10分) テーブルセッティング&消毒管理、モデルの爪の状態
・課題前半(35分) ネイルケア
・課題後半(55分) チップ&ラップ1本、カラーリング8本、フラットネイルアート1本
筆記試験(35分)
出題形式:択一問題・マークシート
出題内容:ネイルの歴史/衛生と消毒/爪の構造(皮膚科学)/爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)/ネイルケアの手順/リペアの種類及びチップ&ラップの手順/その他実践的施術全般/プロフェッショナリズム等
1級試験内容
イクステンション、リペア、アートの総合的な技能及び知識に関する試験。
合格率は30%〜40%前後。
実技試験(160分)
・事前審査(10分) テーブルセッティング&消毒管理、モデルの爪の状態、チップ(ミックスメディアアート用)の状態
・課題(150分) ネイルイクステンション(スカルプチュアネイル5本、チップ&オーバーレイ2本)・ネイルアート(3Dミックスメディアアート)1本
筆記試験(40分)
出題形式:択一問題・マークシート
出題内容:ネイルの歴史/衛生と消毒/化粧品学(材料、内容成分、効果等)/爪の構造(皮膚科学)/爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)/ネイルケアの手順/イクステンションの手順/その他実践的施術全般/プロフェッショナリズム等
JNAジェルネイル技能検定試験について
こちらは主にジェルネイルを使った検定で、初級・中級・上級の3つの試験があります。
初級試験内容
ネイルケアのベーシックマスターとジェルネイルを施術するために必要な基礎的知識と技術に関する試験。
実技試験(105分)
・事前審査(10分) テーブルセッティング(消毒管理、ジェルネイル用品、ライトの電源確認含む)、モデルの爪の状態
・第1課題(35分) 両手10本ネイルケア(手指消毒、ポリッシュオフ、ファイリング、キューティクルクリーンまで)
・第2課題(60分) 片手5本ポリッシュカラーリング(赤)、片手5本ジェルカラーリング(赤)、1本ジェルアート(ジェルカラーリングの赤に映えるジェルアート〈ピーコック〉)
筆記試験(30分)
ネイルに関する基礎知識:衛生と消毒/爪の構造(皮膚科学)/爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)/ネイルケア・ジェルネイルの手順/ジェルネイルに関する基礎知識
中級試験内容
ネイルケアとジェルネイルを施術するためにプロとしてサロンワークに必要な専門知識と技術に関する試験。
実技試験(160分)
・事前審査(10分) テーブルセッティング(消毒管理、ジェルネイル用品、ライトの電源確認含む)、モデルの爪の状態
・第1課題(30分) 片手5本:ネイルケア・カラーリング(手指消毒、ファイリング、キューティクルクリーン、カラーリングまで)
・第2課題(85分) 片手5本ポリッシュオフ&ジェルフレンチカラーリング、片手5本ジェルオフ&ジェルグラデーション4本、ジェルイクステンション1本
筆記試験(30分)
ネイルに関する基礎知識:衛生と消毒/爪の構造(皮膚科学)/爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)/ネイルケア・ジェルネイルの手順/その他実践的施術全般/プロフェッショナリズム/ジェルネイルに関する基礎知識・理論
上級試験内容
ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的知識と技術に関する試験。
※筆記試験なし
実技試験(95分)
・事前審査(10分) テーブルセッティング(消毒管理、ジェルネイル用品、ライトの電源確認含む)、モデルの爪の状態
・課題(85分) 指定された5本の指にイクステンション
(例)
右手 人差指 ジェルクリアスカルプチュア
中指 ジェルクリアスカルプチュア
薬指 ジェルチップオーバーレイ+デザイン(テーマ:フラワー)
左手 中指 ジェルチップオーバーレイ
薬指 ジェルチップオーバーレイ+フレンチルック
ネイル検定どこまで独学でできる?
私はネイリスト検定3級とジェルネイル検定上級までは独学で一発合格できました。
私でもできたくらいなので(笑)この2つは、一人で情報集めさえ頑張れば独学で合格できると言い切れます!
ちなみに私の知り合いはさらにネイリスト検定2級とジェルネイル検定中級まで独学で合格してたので、全然無理な話ではないです。
ネイルスクールに行くメリットは?
それでは本題。
私はネイリスト検定2級から銀座のニューヨークの資格が取れるという「エンパイアニューヨーク」スクールに通い始めました。
スクール料金は100万前後くらいだったと思います。
ネイルスクールに行ってよかったと思う点は、こちらです。
GOOD
①認定校であればジェルネイル技能検定試験がスクールで受けられる
②使うべき用具やおすすめのメーカー、練習の仕方を教えてくれる
③モデル問題にあまり悩まなくていい
④試験前の「仕込み」を助けてくれる
①認定校であればジェルネイル技能検定試験がスクールで受けられる
ネイルスクールに行くなら必ず認定校がおすすめです。
認定校になると、ジェルネイル技能検定に限り、自分のスクールで試験が受けられます。
一般申込みをするとどの会場になるかわからないので、知らない会場よりはリラックスできるかと思います。
また、普段習っている先生などが試験監となるので少し甘く見られるかもしれません。
逆に自分の苦手なところも知られていて、そこはがっつり見られるので克服しないとバレてしまうリスクもありますが・・
②使うべき用具やおすすめのメーカー、練習の仕方を教えてくれる
独学で辛かったこともひとつとして、使うべき道具やメーカーがよくわからなかったことです。
その点は、先生に聞けば教えてくれるのでだいぶ楽になりましたね。
③モデル問題にあまり悩まなくていい
検定試験ではかなり重要になるモデル問題・・。
私も本当に苦労しました。
スクールでは、スクール生同士で交代して練習し合うので、毎回モデルを用意しなくても練習ができるので良かったです。
検定試験でもスクール生同士だと理解もあって、モデルのお願いをしやすいのでみんなお願いしてました。
ただ、あまり仲良くない人にお願いをすると、ドタキャンなどリスクもあるので注意が必要です。
④試験前の「仕込み」を助けてくれる
ネイリスト・ジェルネイル検定試験ともに、なんともばからしいのですが「仕込み」具合がかなり大事になってきます。
試験前にはモデルの爪を検定仕様にできるだけ整える必要があるんです。
例えば3級や2級であれば「ポリッシュオフ」をしやすい仕込みをしたり、キューティクル部分を取りやすいように工夫したりとか・・・
そんな仕込みを先生込みで直前に手伝ってくれます。
あとは、モデルの爪が割れてしまった時など、緊急でリペア対応をしてくれます。
※試験は本数限定でリペア状態であっても受験可能
ネイルスクールの微妙だったところ
これはあくまで私が行ってたスクールの話になってしまいますが・・
BAD
①お金が相当かかる
②練習時間は最低でもカリキュラム記載時間の半分と思ったほうが良い
③先生によってかなり差がある
①お金が相当かかる
スクールに行くのであれば100〜200万円は覚悟したほうがいいです。
かかるお金としてはスクール代、材料費代、検定試験代、モデルへのお金の支払いなどです。
スクールに行ったからといって、材料費や検定試験代が安くなるわけではありません。
検定ではベーシックな材料の他にチップ&ラップ(長さ出し)やスカルプ、3Dをするためのもろもろの材料費がかかります。
ジェルネイルであれば、ライトなどはもちろん綺麗に見せるために自分にあった様々なブランドのジェルを試したりとお金がかかるものです。。
さらに試験当日は全て新しい材料で臨んだりするので、そこもかさむという汗
あとはモデルは数回の練習と仕込み、試験当日の時間を拘束してしまうので私は毎回1万円程度感謝のお金を渡していました。
②練習時間は最低でもカリキュラム記載時間の半分と思ったほうが良い
どのスクールもそうだと思いますが、チップ等の自習時間以外は基本はスクール生同士で爪を貸し合って練習します。
そのため90分の授業でも実質は45分の練習になります。
もちろん、同じ級の練習生であればモデル役でも勉強になることはありますが、級が全然違うと何やってるかもわからないのであんまり参考にならないという・・・
③先生によってかなり差がある
私は日中働いていたので夜間のみ通っていました。
夜間の平日の先生は2名くらいしかいなかったのでほとんど選択の余地はなかったです。
しかも2名とも本当に適当な先生だったので(失礼)、かなり自分から聞かなきゃよくわからないことだらけでした。
だいたい1名の先生につき10名以上が受講してたので自分のところに来るのもあまり無いですし、自習とあんまり変わらないなぁという感じでした。
その他
その他高い授業料を払っても微妙だった点はこんなかんじ。
・スクールなのに筆記試験対策は全くなかったので自分でメルカリで過去問のコピーを購入した
・ライトやアームレスト含め道具は全部持ち込みで毎回超重かった
・自習室など開放時間が少いうえにTATなどの問屋で開放してる教室を使えと言うスタンスだった
・NYの資格が取れることが売りだったが、実際は1級合格しても順番にしか応募できないので何年も待っている生徒もいた(そのうちに受講期限が過ぎるという・・)
ネイルスクールについてのまとめ
ネイルスクールはお金もかかるし、返金対応などなかなか難しいもの。
お金に余裕がない人へのおすすめとしてはある程度は独学でやったほうがいいということです。
私が試験を受けてた時より今はインスタやyoutubeでもかなり試験対策動画がアップされています。
情報集めは全然難しいことではないと思います!
しかし1級や上級はやはりプロの指導が必要になってきます。
そこまで極めたい方にはネイルスクールに行かないとかなり厳しいです。
ネイルスクール選びは、必ず認定校のこと。
もしかしたら大手より少し小さいほうが先生の目も届きやすくて教えてもらえるかもしれません。
あとはプラスαの制度があるかどうか。
例えばサロン就職が希望だったら就職活動の斡旋をしてくれたり、提携ブランドのディプロマ(認定書)をくれたり、少し箔がつくようなメリットがあるといいですね。
以上!
是非参考にしていただけたら幸いです^^
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